Universal、SprialFrogで広告収入モデルの音楽ダウンロードサービスをスタート ― 依然としてDRM付き

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MoTown、 Geffen Recordsその他多数のレコードレーベルの親会社Universal Musicは、ニューヨークを拠点にするスタートアップ企業SpiralFrog.comを通じて今秋から全カタログの無料ダウンロードを提供すると今朝(米国時間8/29)発表した。

SpiralFrogはいまだ明らかにされない形式のデジタル権利管理テクノロジーを利用した無料ダウンロードを提供する予定。やれやれ。エグゼクティブたちのプロフィールによると同社はすでに2年以上ビジネスを行っている。しかし、会社の役員名、ミュージックパートナー、それに広告主としてビッグネームをサイトに列記すること以外に何かしてきたかどうかお手並み拝見だ。惨めな状況にあるDRMに取って代わる代替案を2年間の取り組みとして作り出すなんていうのはどうかな。

音楽愛好家たちはここしばらくの間、異なるビジネスモデルを要求してきた。そして、すくなくても業界の大物たちは SpiralFrogを通じてそれを実現しようとしている。僕たちは最近、新しいミュージックビジネスモデルを試しているインディペンデント系サイトをいくつか紹介してきた (Amie StreetSellabandそれにMagnatune)。しかし、大手企業にはより伝統的な試みを期待しなければならない。ローコスト、DRMフリーのeMusicもチェックしてほしい。

Spiral FrogのCEOであるRobin Kentは、広告代理店Universal Mccannの前CEO。CTOのVesa SuomalainenはMicrosoftでエグゼグティブとして12年間のキャリアを持つ。SpiralFrogのマネジメントとディレクターたちは、Frances Preston (BMI 前President/CEO) やJay Berman (前 Warnerの全米レコード工業会[RIAA]の代表者)をはじめ、大手メディアエグゼクティブたちの名前が長いリストになっている。SpiralFrogは、Warner、EMIそれにSony- BMGとも交渉中だとFinancial Timesに話した。これはビッグメディアによる広告収入ビジネスモデルに基づく無料ダウンロードの試みだというのは明らか。しかし、依然としてDRMにがんじがらめにされている!

コストをカバーするだけの収入を広告が生み出すチャンスというのはあるのだろうか? もし、サイトの知名度が充分であればチャンスはあるだろう。高級衣料品小売り業者Perry Ellisはサイトの広告主としてすでに名乗りをあげている。しかし、SpiralFrogはサイトのターゲットは13才から14才と言っている。僕には賭けのように聞こえるが、様子を見ようではないか。

更新詳細情報:僕は立った今 Spiral Frogの素晴らしいPR担当 Neville Hobson(参照 FIR)とのスカイプを終えたばかり。Nevilleはこれが本当に魅力的ばサービスだということをいまいち説得しきれずにはいたが、 “おいしい”詳細を提供してくれた。

Spiral FrogはWindows Media Files(iPodsではなく)用のデスクトップ・ダウンローダーを提供する予定。PC上と二つまでのポータブルデバイスで聞くことが出来る。そして、ここがみそなのだが、ユーザーは Spiral Frogのサービスに少なくとも月に一回ログインをし、広告を見なければいけない。そうでなければ、ファイルの再生がストップされてしまうのだ。詳細は完全に固まったわけではないが、とにかくこういった感じである。レコードレーベルが選ぶサードパーティーのサイトへのリンクが張られているが、有料により少なくとも広告をスキップできるオプションはあり。

また、Spiral Frogは音楽だけでなく、ビデオ他のデジタルコンテンツも提供予定。ココでの”売り”は、マルウェア、不正なネットワークコネクション、それに他のオンラインメディアから入手する著作権侵害の恥じなどからは一切解放され、ユーザーが合法的にメディアにアクセスできる点。Weird Alの新曲 “Don’t Download This Song” だってこれに準じてリンクされているにちがいない。(注釈:Weird Alとは米国のパロディー音楽のシンガーソングライター。 “Don’t Download This Song” 「この曲はダウンロードするな」というタイトルで、P2Pサイトから著作権侵害ファイルをダウンロードすることでうける罪の恐ろしさを歌にしている)

一方では“著作権侵害”、そうでなければ“強要”といったメカニズムではなく、メジャーなレーベルが何か強烈に魅力的なことを考え出すことができれば面白くなるだろうと思う。もっとも、これがその類だとは思わないが…。
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0 responses to “Universal、SprialFrogで広告収入モデルの音楽ダウンロードサービスをスタート ― 依然としてDRM付き”

  1. […] 楽曲はMP3フォーマットで提供され、コピープロテクションはまったく施されない(似たようなサービスモデルについてはeMusicとAmie Street他を参照)。 ちょうど最近メジャーレーベルもコピープロテクション(DRM)付きながら無料の楽曲のダウンロード実験を始めている。 […]

  2. […] EMI Music Publishing は今晩(米国時間9/5)、ニューヨークのスタートアップSpiralFrogと無料の音楽ダウンロードサービスに関して提携したこと発表する。SpiralFrogは先月末、Universalと提携、業界初のオンライン無料音楽ダウンロードサービスを開始したことでニュースになった。(詳細はわれわれの記事参照)。 Universalはここ数日のうちに20億ドル前後でBMGの買収に動く (Sonyでない方のSony-BMGの半分)らしい。 なのでSpiralFrogを通じての楽曲配信はさらに大きな影響を与えるかもしれない。メジャーレーベルの楽曲が広告入りで無料で配信されることがいつのまにか一般的になりつつあるようだ。 […]

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